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みなさんは、お子さんに「割合」を教えるのが苦手だと感じていませんか?「パーセント」「〜割」といった言葉は、日常生活では当たり前に使われていますが、いざ勉強となると、つまずいてしまうお子さんは少なくありません。特に、発達障害やグレーゾーンのお子さんの場合、目に見えない数字や概念をイメージすることが苦手なことがあります。
でも、安心してください!今回は、そんなお子さんでも楽しく「割合」を学べる、とっておきの方法をご紹介します。ポイントは、お子さんにとって身近な「お年玉」を使うこと。お子さんが自分で使うお金について考えることで、グッと理解が深まりますよ。
なぜ「お年玉」を使うと良いの?
お年玉は、子どもにとっていくら使えるかがとても重要なテーマです。この身近な題材を使うことで、ただの数字の計算ではなく、「自分事」として捉えることができます。
- イメージしやすい: 自分の持っているお金なので、実際にどうなるかを想像しやすいです。
- 記憶に残りやすい: 自分で考えて計算することで、体験として記憶に刻まれます。
- 親子で話すきっかけに: お金の使い方について、親子で一緒に考える良い機会になります。
実際に「割合」を計算してみよう
では、さっそくお年玉を使って計算してみましょう。
例1:2万円のお年玉のうち、3割を貯金する場合
今度は「3割を貯金したら、いくら使える?」という問題を考えてみましょう。
比べる数 = もとになる数 × 割合
20000円×0.3=6000円
貯金する金額は6000円です。
そして、使えるお金は、
20000円−6000円=14000円
となり、14000円を自由に使えることがわかります。

例2:2万円もらったお年玉のうち、5000円を貯金する場合
「貯金は全体のお年玉の何割?」という問題を考えてみましょう。
割合 = 比べる数 ÷ もとになる数
この公式に当てはめると、
5000円÷20000円=0.25
となります。これは「2.5割」や「25%」のことです。このように計算することで、貯金額が全体のどれくらいの割合を占めるのかが、視覚的にわかります。

大切なのは「体験」を通して学ぶこと
もし「2万円は多すぎる」と感じるお子さんなら、1万円で考えてもOKです。大切なのは、身近な題材を使って、「体験」を通して楽しく学ぶことです。
勉強が苦手なお子さんは、ついつい「できないから、やりたくない」と考えてしまいがちです。しかし、無理に机に向かわせるのではなく、日常生活の中にある「お年玉」のような身近なテーマを使って、親子で一緒に学ぶことから始めてみませんか?
今回ご紹介した方法は、勉強を楽しく、そして「自分事」として捉えるための第一歩です。お子さんのペースに合わせて、できることからぜひ試してみてください。