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お知らせ一覧
こんにちは。
発達障がい・不登校など学びづらさを抱える小学生・中学生・高校生のための個別学習塾「ラーンメイト」です。
ラーンメイトの読み書き指導について、日頃よりバックアップしてくださっている小池敏英先生。小池先生の講演会や日々の支援の中で学んだことについて、お伝えします。
ラーンメイトでは尚絅学院大学教授小池敏英先生のバックアップを受けながら、お子さまの読み書き指導を行っています。
(https://www.learnmate.me/program.html)
今回は、小池先生の講演会や日々の支援の中で学んだことについて、三浦からお伝えします。
つまずきの背景と学習性無力感
「ひらがな・漢字が流暢に読めない、書けない」。そんなご相談をラーンメイトでもよくお受けします。
読み書きを苦手に感じる背景や要因は、さまざまです。
・単語をまとめて読む力が弱い
・ワーキングメモリ(記憶を保持し、処理する力)が弱い
・語彙が少ない
そして、本人の特性に合わない指導方法や取り組みを続けると、お子さま自身は「自分は何をやってもできない」と感じてしまいます。そこから、努力を諦める『学習性無力感』にもつながってしまいます。
得意不得意を知り、お子さまにあった学習方法で学んでいくことは、本人の自信ややる気を失わせないためにも、とても重要です。
イメージ性を高める指導
小池先生から教えていただいた学習指導法を一つ紹介したいと思います。
「鰖」みなさんはこの漢字を読めますか?
「たかべ」と読みます。と言われても、ピンと来る方は少ないですよね。
今度またどこかで、この漢字を見る機会があったとしても読めるようになっている方はあまりいないかと思います。
視覚的イメージが難しい単語は、イメージ性のある単語を覚えることに比べて、覚えるのが難しいことが小池先生の研究でわかっています。

お子さまにとっても、見たことがない、イメージしにくい漢字単語を覚えることはなかなか大変なことです。
そこで、イラストを用いた指導が有効になってきます。
「渋滞」の漢字が読めないお子さまに対して、指導者は車が渋滞しているイラストを見せ、読み方を教えます。
お子さまが「漢字」、「読み」、「イメージ」を一緒に認識できると、漢字を見た時にそのイメージが浮かび、読み方や意味も想起しやすくなってきます。
また、お子さま自身の「経験」と結び付けることも効果的です。
「おじいちゃんの家に行く途中、渋滞に巻き込まれた」等、具体的な経験やエピソードが漢字と結びつくと、それが手がかりとなり、漢字と読みも結びつきやすくなります。
一つひとつの漢字を習得するのに時間はかかりますが、ゆっくりでも定着できていきます。
ラーンメイトでは、お子さまの得意・不得意等の特性を見ながら、お子さまにあった指導方法を考え、日々工夫しながら授業を実施しております。
体験・面談も随時おこなっていますので、ぜひ一度お問い合わせください。