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2025.11.12
コラム

[セミナー開催報告]2025.10.26開催 保護者セミナー「勉強がんばってるのに伸びない理由⁉」

「できない」じゃない。「その子のやり方がある」
——発達特性から考える、子どもの学びのサポート

子どもが一生懸命に勉強しているのに、なかなか成果が出ない…。
そんな姿を見て「どう関わればいいの?」と悩んだことはありませんか?

大阪教育大学准教授の野田先生が登壇した今回のセミナーでは、
「勉強がんばっているのに伸びない理由」をテーマに、
発達特性の理解と家庭での関わり方について、具体的な事例を交えてお話しくださいました。
保護者として、今日から少し心が軽くなるヒントがたくさん詰まった内容です。

1. 「頑張っても伸びない」のは、努力が足りないからじゃない

野田先生は「発達障害=できない人」ではなく、
“情報の処理の仕方が違うだけ”だと説明します。

例えば、目的地に行く方法が「新幹線のように一直線」な人もいれば、
「各駅停車でゆっくり進む」人もいる。
どちらもちゃんとゴールにはたどり着けるのです。

だからこそ大切なのは、「どうすればできるか」という“その子に合ったルート”を見つけること。
できないのではなく、「やり方が違うだけ」——この視点が関わりの第一歩です。

2. 「特性を知る」ことは、子どもを理解すること

発達特性は誰にでも少しずつあります。
たとえば音や光に敏感で疲れやすい子、変化が苦手な子。
そうした子どもの行動には、ちゃんと理由があります。

「なぜそうするのか」を知ると、ついイライラしてしまう場面でも、
「この子にとってつらかったんだな」と感じ方が変わります。
特性を知ることは、子どもを“困った子”ではなく、“困っている子”として見られるようになること。
理解が深まると、関わり方も自然と優しくなります。

3. 「やめさせる」より「活かす」関わり方を

こだわりが強い、集中が続かない——
そんなとき、つい「やめさせたい」と思ってしまいます。
でも特性は、無理に変えるものではなく、一緒に付き合っていくもの。

こだわりがあるなら「安心できる手順」を作ってあげる。
集中が短いなら「5分できたね!」と小さな成功を認める。
「できた瞬間」を見逃さず、笑顔で伝えることで、子どもは“やってみよう”という気持ちを育てていきます。
叱るよりも「承認」が力になります。

4.「ポジティブ行動支援(PBS)」という新しい関わり方

野田先生が紹介した「ポジティブ行動支援(PBS)」は、
子どもが“望ましい行動をしたくなる環境”をつくる考え方です。

行動を変えるのではなく、「その行動の後にどんな反応があるか」を見直すことがポイント。
たとえば、子どもが勉強を始めたときに「やっとやる気になったの?」ではなく、
「すごいね、今始められたね!」と声をかける。
その瞬間に“やってよかった”という気持ちが生まれ、行動が続きやすくなります。

行動を褒める、頑張りを認める、タイミングよく声をかける。
それだけで、子どもの学びへの姿勢が変わっていきます。
PBSは、親子の信頼関係を育む「やさしい関わり方の技法」です。

5. 勉強を「やらされるもの」から「楽しいこと」へ

勉強は“義務”ではなく、“発見の連続”です。
今日できなかったことが、明日できるようになる——その体験こそが学びの原点。

野田先生は「家庭で学ぶことを楽しいと思える空気をつくることが大切」と語ります。
宿題を始める前に「今日はどこをやる?」と一緒に計画を立てたり、
「ここまで頑張ったね」と小さく褒めたりするだけでも十分。
勉強そのものより、“一緒にやる時間”を楽しむことが、
子どもにとって何よりのエネルギーになります。

おわりに

発達特性は欠点ではなく、その子らしさの一部。
保護者が「できない」を「できるようになる道が違うんだね」と受け止めることで、
子どもは安心して挑戦できるようになります。

最後までご覧いただきましてありがとうございます。上記セミナーの録画配信するセミナーを12/13(オンライン)に開催予定です。ご興味あるかたはぜひご参加ください。

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