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2026年6月13日、保護者向け学習支援セミナー「読み書きが苦手な子どもの背景を知り 特性に合わせた学習支援を学ぶ」を開催しました。講師には大阪医科薬科大学LDセンターの言語聴覚士・竹下盛先生をお迎えし、読み書きの困難さの背景や、その子に合った支援の考え方について学びました。読み書きにはさまざまな認知機能が関わっており、困難さの現れ方も一人ひとり異なります。合理的配慮やICT活用の具体例も交えながら、子どもたちの学びを支えるための大切な視点を教えていただきました。
「読めない」「書けない」の背景を知ることから始まる支援
「何度練習しても覚えられない」「文字を読むことを嫌がる」「書くことに時間がかかる」。そんな子どもの姿を前に、どう関わればよいのか悩む保護者の方も少なくありません。
今回のセミナーでは、まず読み書きの困難さをひとくくりに考えないことの大切さが語られました。読み書きの背景には、音の認識、見る力、記憶する力、語彙力など、さまざまな認知機能が関係しています。同じように「漢字が苦手」に見えても、その理由は子どもによって異なります。
だからこそ、「どこに困りごとがあるのだろう」という視点で子どもを理解することが、支援の第一歩になることを学びました。
読み書きはたくさんの要素が組み合わさっている
竹下先生は、読み書きが単純な作業ではなく、多くの要素が組み合わさって成り立っていることを分かりやすく解説してくださいました。
例えば、文字を読むためには、文字を見分ける力、音と文字を結びつける力、言葉の意味を理解する力などが必要になります。また、書くためには、文字を思い出す力や手を動かす力、文章を組み立てる力なども関わります。
私たちはつい「読めるか」「書けるか」という結果に目を向けがちですが、その背景にはさまざまなプロセスがあります。子どもがどこでつまずいているのかを丁寧に見つけることが、適切な支援につながるというお話が印象的でした。 
支援は「たくさん練習する」だけではない
読み書きが苦手な子どもに対して、「もっと練習しよう」と声をかける場面は少なくありません。しかし、先生は困難さの背景によって必要な支援は異なると説明されました。
例えば、見る力に課題がある子と、音の認識に課題がある子では、効果的な支援方法が違います。ある子には拡大教材が役立つかもしれませんし、別の子には音声教材や読み上げ機能の方が効果的かもしれません。
大切なのは、「読み書きが苦手だからこの方法」と決めつけるのではなく、その子の特性に合わせて支援を選ぶことです。支援には正解が一つあるわけではなく、一人ひとりに合った方法を見つけていくことの重要性を改めて感じました。 
合理的配慮は“特別扱い”ではない
セミナー後半では、合理的配慮について詳しくお話しいただきました。
合理的配慮というと、「特別扱いではないか」と感じる方もいるかもしれません。しかし先生は、合理的配慮とは子どもが本来持っている力を発揮するために環境を整えることだと説明されました。
例えば、読み上げ機能の活用や板書の写真撮影、タブレットの利用などは、学ぶ機会を公平に保障するための工夫です。苦手な部分による負担を減らし、本来の理解力や考える力を発揮できるようにすることが目的です。
また、合理的配慮はゴールではなく、将来的に子ども自身が「自分にはどんな支援が必要か」を理解し、自ら伝えられるようになることも大切だというお話が心に残りました。 
子どもが自分らしく学ぶために
今回のセミナーを通して感じたのは、「できないこと」に目を向けるのではなく、「どうすれば学びやすくなるか」を考えることの大切さです。
読み書きの困難さは、努力不足ではありません。その背景にはさまざまな特性があり、適切な支援や環境調整によって子どもたちの力は大きく伸びていきます。
ラーンメイトでは、一人ひとりの特性や困りごとに寄り添いながら、その子に合った学び方を一緒に考えています。今回のセミナーで学んだ視点を大切にしながら、これからも子どもたちが安心して学び、自信を育んでいける環境づくりに取り組んでまいります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
”保護者の方限定”で、セミナー資料を配布しております。ご希望の方は下記からダウンロードいただけます。
今後も保護者向けセミナーを開催予定です。
ご関心のある方は、ぜひホームページをご覧ください。
